専門学校で学んだこと

どうも、トレーナーの 中谷大志です。

前回はトレーナーを志したきっかけについて書きました。

今回はトレーナーになると決めて入学した専門学校について書いていこうと思います。

トレーナーとは?でも説明したようにトレーナーになりたいと思っても、何がしたいかで取得する資格が変わってきます。
当時の私がトレーナーという職業に魅力を感じていたのは、

・怪我の予防とパフォーマンスの向上

・怪我をしてしまった時の応急処置

・スポーツ復帰に向けたリハビリ

・スポーツ現場で仕事がしたい

ざっくりですが、こういったところでした。

資格について調べる中で、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー (AT)の存在を知り勉強したいと思っていた内容とガッチリつながり「これや!」ってなりました。また、腰のリハビリを担当していただいていたトレーナーの先生から日本でチームスポーツに帯同している人は医療資格も持っている人が多いと聞いていたので、専門学校を探すにあたって、” 医療資格+AT ” の取得できるカリキュラムがあることが条件でした。

何校か説明を聞きに行った中で、3年間で両方の資格が取れるカリキュラムがある学校に決めました。また、そこで話をしてくださった先生の意見を参考にし、取得する医療資格を “鍼灸師” に決めました。

入学してからは、同世代が就職して社会人として頑張っている中で学生を続ける劣等感がありましたが、この学生生活3年間はプロとして働くための”研修期間”だと意識し、毎日の授業もいかにリアルに仕事としてイメージできるかをテーマに取り組むようにしました。

職業に対するイメージがより鮮明になりリアルさが加速したのは、1年生の秋〜3年生の秋まで3シーズン行かせて頂いた社会人アメリカンフットボールチームでのインターンシップです。

念願のスポーツ現場に出ると自分の無力さを痛感する日々が始まりました。学校で学ぶことはもちろん大事だし、基礎やけどそこで成績が1番になった=トレーナーで飯が食えるではない。分からないこと、出来ないことがあるたびにトレーナーの方から「学校で何を教えてもらってるの?」「これは説明できる?」言われるたびに顔に出るほど悔しさ全開になり当時のヘッドトレーナーの方に「お前、最近アシスタントトレーナーに反抗的な態度とってるんか?」と言われたこともあるぐらい悔しい毎日でした。その反動で『絶対こいつらより知ってること増やしたる!』(心の声です笑)と思い始めて勉強のスイッチが入りました。

当時の自分の1週間は、、

  • 月 アメフトチームインターン
  • 火 鍼灸整骨院 アルバイト
  • 水 アメフトチームインターン
  • 木 フィットネスクラブ アルバイト
  • 金 鍼灸整骨院アルバイト
  • 土 アメフトチームインターン
  • 日 アメフトチーム試合 /フィットネスクラブアルバイト

月〜金は16:00頃まで授業の後です、実際にこんな感じでした(^_^;)

国家試験やAT試験前は少しインターンを減らしたりしましたが、特にきついと感じることもなく、卒業後すぐにでもトレーナーとして仕事がしたかったので今ある不安要素は全て潰してやろう!と言う気持ちで楽しんでやってました。

今、現在トレーナーとして働かせて頂いてますが、学生時代と同じように次から次へと出てくる課題を潰していく日々です。その内容のレベルが上がっていけば自身の成長につながると思います。

話がそれましたが、インターンでスポーツ現場での仕事を経験したことで、勝った時の嬉しさ、負けた時の悔しさ、試合前の独特の緊張感、目を閉じて神頼みしたくなるぐらいの試合が決まる1プレー、それを肌で感じられる仕事にさらに魅力を感じ現場に出て仕事したいと言う思いがより一層強くなりました。

また、専門学校の同期には高校卒業後すぐ入学の生徒以外にも、年齢や経歴が様々でそれぞれの見解や、やりたい事があり、自分の引き出しも増えたと思います。鍼灸師の先生、アスレティックトレーナーの先生、ストレングス&コンディショニングコーチの先生、栄養士の先生などそれを職業にされていた(されている)熱心な先生方にも恵まれた学校で卒業時には本当にここで学べて良かったと思えました。

鍼灸整骨院でのアルバイトでは、患者様も良心的な方が多く学んでいることを試させて頂き、数多く人の身体に触れることでしか得れない感覚みたいなものも少しは得れたと今になって思います。

大学から6年間続けたフィットネスのアルバイトでは、ダイエット目的の女性〜しっかり鍛えたい男性、スポーツをしている学生など1対1で行うセッションを数多く経験させて頂き、その部分は今でもアスリハや個別トレーニングを行う際などの強みになっています。急なコーチからの要望でも、30分あればこれぐらいのメニューはできる、などといった感覚や説明のスムースさなどが得れました。

ここに書いてない事も、たくさんやりました(カフェを一人できりもりしたり、流れ作業の一員になって炊飯器を永遠に作ったり笑)が、結局はいかに自分のなかで活かせるかだと思います。某ハンバーグレストランでのバイトの経験から一人暮らしを始めた際にほとんど感覚だけでかなり美味しく作れたり、無駄やったかなと思う事ほど後から不意に活きたり、話に出てきたりします。

3年間でトレーナー、鍼灸師としての専門性も学びましたが、人としても、もう一段階、広い視野持つ事ができたのかなと感じています。

あのトレーナーなんか面白いかも、、

と思われるような目立ちすぎず、でも惹きつけられるような存在になりたいですね(^^)

まだまだ、これからです。

では、この辺で。