スポーツ現場でチームトレーナーとして働いています中谷大志(鍼灸師・AT・CSCS)です。
私自身の働く環境が変わって約半年が経ちました。
環境が変わった時には、何かとエネルギーが必要です。
相手も自分のことを知らない、自分も相手のことを知らない。
相手同士は良く知っている関係性、、などアウェイに感じることも多いでしょう。
とにかく、自分の立ち位置を確立していく作業は、居心地が悪く感じることも多いですし、嫌気がさしてしまう時もあるかも知れません。
でもその作業の過程が自分自身の成長に繋がると後々になって気づくはずです。
知らんけど。(←大阪名物)
冗談はさて置き、3月に高校を卒業した私の親戚も約2年ほど前から「トレーナーになりたい」と言い始め、今年4月いよいよその道に進むべく、専門学校に入学しました。
少なからず、私が与えた影響もあるので、彼が資格をとり同業者として世の中に出るとき(3年後?)私自身がどのような姿で存在しているのか、、、という謎の責任感が生まれている今日この頃。
先日、同チームで働く方と話をしていて「ホンマにそうやな〜」と思ったことを書いていきたいと思います。
プロ、アマチュア、学生などカテゴリを問わずに、スポーツチームのアスレティックトレーナーやトレーニングコーチを目指したい!
と思ってる方にとっては、今後の道を取捨選択する時の参考になるかも知れません。
話の内容をざっくり言うと、、、
「若いうち(経験が浅いうち)に”どういうところ”で経験を積むかでその後の考え方はだいぶ変わるよね〜」
というような内容です。
これは、我々トレーナーと呼ばれる職種に限らずなことかも知れません。
「どういうところで、、、」というのは上手く表現するのは難しいですが、言語化するなら、
・ある程度、責任が問われるところ
・自分の判断、最終決定が必要とされるところ
・計画や修正などマネジメントを要求されるところ
といったような、環境のことだと私は思っています。
上記に挙げた点は、ヘッド〇〇やチーフ〇〇などじゃなければなかなか関われないところだとも言えるので、若手や経験が浅い人に「これを経験しろ!」と言っても言ってることは矛盾かも知れません(^_^;)
大きい組織であればあるほど、それが経験できる地位にいくまでの時間はかかることが多いです。
年齢、経験、時には伝統、など様々なしがらみが影響します。
あまり大きくない組織であれば、1人でやらなければいけないことが必然的に多くなり、自分のとった判断や行動のひとつひとつが反映されます。
全てが全てということではないですが、、、
それは、達成感となり良い時もあれば、後悔が残るような悪い時もあります。
要するに”成功体験”と”失敗体験”です。
そういう環境にいるとこの繰り返しが毎日頻繁に起きます。
大きい組織の1パーツとして働くとどうしても全体像を見るというよりは、その任された仕事に対して取り組む事が求められることが多いと思います。
それもひとつの立派な働き方であり役割なので、良いとか悪いとかではないですが、、
今回は、キャリアのできるだけ早い段階でその全体像をみてマネジメントする経験をした方がその後、違う立場になっても何かと視野が広がるかも!っていう話でした。
私の場合は、社会人野球チームにキャリアの早い段階でヘッドトレーナーとして仕事させて頂き、そこで繰り返した成功と失敗の連続が今となって本当に有難い経験となっています。
もちろん、その失敗は一生懸命尽くした上での失敗です。。
「失敗は成功のもと」とかいう言葉もありますが、、
実際にやってみないと、それが失敗か成功かなんかは分かりません。
成功だけの人なんかいませんし、失敗にビビって成功しそうな事だけやってても、、
「ん〜どうでしょう?」って感じです。。笑
前回、書いた記事の
「まず体重を測ってみないと、増えてるか、減ってるか、現状維持かなど分からない」にも近いかも知れません。
感覚や机上論では「こんな感じやろな〜」とか「こうすれば良いのに」と思うことも、実際やってみること、そしてそのフィードバックが返ってくるこではじめて分かる事が多いです。
そういった意味で、初めから枠組みやシステムが出来上がっているレールの上で経験を積むよりは、何もないところから、まずは環境整備、その上でシステム構築していくために試行錯誤する過程が自分の本当の力になると思います。
少し、脱線気味ですが、
若い時ほど大きい組織や名の知れたところで働くことに対して、憧れを抱いたり、ステータスに感じたりするかも知れません。
ただ、実際に現場での力がつくのはどっちか?ということに焦点を置いて一度、考えてみる事も必要かも知れません。
・ほぼ全ての器具が揃った設備と、時間に余裕があり融通が効く環境でのトレーニング指導
・あるのは多少のバーベルやダンベルとわずかなスペース、限られた時間でのトレーニング指導
どちらが考える労力を必要とするか?だと思います。
やはり、何事も「考える」という過程をスッ飛ばすと人の成長は止まる、と私自身も今、再確認しています。
私も、口だけ(文字だけ)にならないように日々謙虚に、その中で攻めて成長していきたい所存です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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“成長過程に必要不可欠な”成功体験”と”失敗体験”” に1件のコメントがあります