2024シーズンを振り返って〜改めて感じる準備と成功体験の重要性〜

スポーツ現場でチームトレーナーとして働いています、中谷大志(鍼灸師・AT・CSCS)です。

まず始めにこのシーズンを迎えるにあたっての感情を綴った記事があるので読んでない方は先にこちらをどうぞ。(強制ではないです。笑)

自分でも改めて読み返しましたが熱苦しい、、、(^^;

私自身はトレーナーとして働き出したときからブレていないのが、対象の相手がプロであろうが、アマチュアであろうが、学生であろうが、目の前のアスリートに注ぐ熱量は変わらないということ。

また、シーズン途中、8月後半に最後の全国大会につながる予選前に、改めて自分がこのチームに何をしに来たのか、どんな影響を与えられるのか?を再確認した気持ちを綴った記事はこちらです。

自分の評価とかどうでも良いので、「選手の1番の成長材料になる「成功体験」をひとつでも多く手にして欲しい」という想いが強いです。

立て続けにすみません。

上記2つの記事を読んでもらった方が気持ちが伝わるかなと思って紹介させてもらいました。

(嫌いにならないでください)

前置きが長くなりましたが、10月下旬から11月にかけて行われた日本選手権大会をもちまして2024シーズンが終了しました。

結果として、私が帯同しているJR東海野球部は2回勝ってベスト8という結果でした。

2回勝てば3回勝ちたいし、3回勝てば4回勝ちたくなるのが当たり前だとは思うので悔しい気持ちはもちろんあります。ただ、ここ5年間、全国大会の1勝が遠のいていたチームが勝てたこと、日本選手権大会ベスト8は16年ぶりということは、ひとつチームが前に進んだのではないかという高揚感みたいなものはあったのも事実です。

社会人野球は限られた人数で入れ替わりも早いので5年(全国で勝ててない期間)という期間で選手の大半は入れ替わります。ですので、ほとんどの選手が全国で勝つ喜びを知らなかったのでチームとしては非常に大きいと感じます。

上記で紹介した、最後の大会前に書いた記事でも書いたように、何よりも選手の「成功体験」がどんなハードワークよりも、このチームの1番の成長材料だと感じていたので純粋に、笑顔で試合する選手、試合中、試合後に高ぶる選手を見ていると心打たれるものがありました。

(涙腺ガバガバ病が久しぶりに発動しかけました、ってかした。笑)

また、結果論にはなりますが、2試合の勝ち方も見てる人の心を動かす展開だったのもあり、2試合(敗戦した試合を含めれば3試合)以上の経験値を経たのではないかと思います。

「野球が楽しい!勝負が楽しい!」「いける!いける!」「勝てる!勝てる!」

最後の大会で初めてこのチームからそんな言葉や雰囲気を感じることができて、私からすれば勝敗以上にそんなチームの姿が嬉しかったのかも知れません。

JR東海野球部というチームに奇跡的なタイミングと縁から加入し、昨年の12月後半に初めてみんなと顔合わせした時の「選手たちの警戒心」がすごく前のことのように感じています。

私自身、3チーム目の帯同なので、チームが変わるたびにその経験というのはある意味で慣れていますが、早くこのチームの雰囲気をつかんで、限られた1シーズンで自分のやれることを判断しようとしました。

いつもそうですが、結局相手のことが知りたければ、「俺はこういう人間だ」(byビッグダディ)まずは”自己開示”が必要だと思います。実際に少しずつ選手とコミュニケーションをとりながら、キャンプの新人紹介(練習前の何かやってみろよっていう体育会系ノリ)、に自らキャプテンに「明日俺いくわな」と仕込んでカマしたり(その後、いわずもがな宴会関連は常に出番あり、俺トレーナーやで?)、そんな半分おふざけ、半分作戦みたいなことを続けていくなかで信頼関係を構築していきました。

私自身が努力したというよりは、私の肌感覚的に「選手はどこか飢えてるなぁ」っていう感じでした。

一見、元気があって一体感があるように感じるけど、どこか寂しさを感じる。そんな印象でした。

そこで自分が与えられるvibesはシンプルですがこんな事でした。

「お前らもっとできるよ!」

「自分らが思ってるより能力すごいぞ!」

「チームが、、、ってのも大事だけどもっと自分がどうなりたいかっていう意志を表現していこうよ」

とか言いながら、まずは自分自身がチームに伝えたい事表現して、時には「もっとこだわらないと、こんなんじゃ勝たれへんのちゃう?」って偉そうなことも言いながら、何かしらの影響を与えることがミッションでした。

その中で、ウォーミングアップの意識、口にする物、食事、栄養への意識、トレーニング、コンディショニング、怪我予防、リハビリ、、、

私が今持ってるモノ・経験・知識・想い・全部惜しみなくやり残しがないように日々取り組んで、自分がこのチームに関わる意味を表現し続けた1シーズンでした。

その中での、6月の都市対抗(東京ドームでの全国大会)予選敗退はなかなか、 精神的んもこたえました。選手はもっときつかったでしょう。。

私自身も社会人野球に関わる6シーズン目で初めて東京ドームに行けない夏を過ごし、初めて補強選手として他チームに自分の選手を預ける経験をしました。( よりによって全国最多11人(・_・; )

約1ヶ月、我が子を各地の色んな場所に預ける不安感とやら、、、

でも残ったメンバーは本当に「ただしんどい疲れる練習」ではなくて勝つために強くなるために自分の意志持ってハードワークできたし、補強選手達は他チームで色んな経験を積んで、長かったけど充実しった夏になったと感じたし、私自身もこの経験ですごく成長させてもらいました。

話が前後しますが、だからこそ、このチームで戦う最後の大会の日本選手権大会で何としても結果が欲しかった。まず1勝が欲しかったし、その1勝も試合のなかでなかなか掴ませてくれない展開でした。

→見逃している方はこちらをどうぞ。

それかこちらから。

これも結果論ですが、こういう展開で「勝負の神様は細部に宿る」ことを信じて取り組んできました。

以下、私が日本選手大会予選前にチームの全体LINEに流した文章です。

(恥ずかしけど、、あえてサラします、、)

このメンバーでやる最後の大会、最後の真剣勝負です。
毎年の事ですが、来シーズンになると数名が入れ替わってまた違う “JR東海” になるのは確実です。

今年、都市対抗予選負けて以降、各々の立場でやってきた事を含め、今一度できる準備を全部やって、結果がどうであれ、後から
「実力は負けてない」とか
「技術のレベルはJRの方が高い」とか
「周りのチームからの評価は高い」とか

そんな言い訳もクソもないようにやり切って欲しいと僕は思います。

【勝利の神様は細部に宿る】

という言葉がありますが、社会人野球の一発勝負の世界においてすごく大切に感じます。

厳しい言い方をすれば、勝ててないチームはより細部まで勝ちにこだわって、全ての事を相手よりも上回る準備しなければ現状をひっくり返せないと思います。

自分自身が究極の場面でその場に立った時、その責任をビビって芋引くか、楽しんでヒーローになれるかはその準備の差かも知れません。

やってない事、やった事ないことをやるのは誰でもビビります。
それを想定して、ビビらずに済むように準備するのが練習です。

それを意識してディスカッションと実践を繰り返して、ここまで、やってきたと思うので、最後、再確認として、不安要素を少しでも潰してやり残しがないようにしましょう。

綺麗事ぬきで、勝ちに貪欲にガツガツいきましょう。

グランドでプレーしない無責任な立場から偉そうにすみません。
グランド外ではイキらせて下さい。

↑って送りました。(^_^;)

改めて読んでも偉そうやなぁ、、自分が選手やったらまあまあ嫌いなタイプかも、、、

その時にあかん、今、伝えな!っていう感情のまま書いた記憶があります。もちろんシラフっすよ!笑

でも、それで嫌われてもいいや!って思ったし、後悔もしてません。

いつもこんな感じで迷ったらヤル!そのvibes一本で今まで、メシ食ってきたので。

もっと細いところまで振り返ると色んな想い出がありますがざっと総括するとやっぱり、最後の最後カタチとして何か残せたのは良かった。

何より井上監督の「全国1勝目」に立ち会えたのは良かった。

他にもベテラン投手の京セラ初勝利とか。

何かの初めてのことに立ち会えるのは特別なことだと思います。

チームとしての振り返りはこんな感じかな、個人的な、社会人野球に戻ってこさせてもらった縁みたいな視点の記事を気が向いたら書いてみようかな?

(もうええ?やかましい?)

(読みたい!って声があればその人のせいにして厚かましく書くけど。笑)

そんな感じで、本当にまた新しく飛び込んだ環境で、新しい仲間に恵まれた、本当にまた忘れられない濃ゆい一年になりました。

JR東海野球部は歴史あるチームですが、まだまだこれから新しい歴史を作ってくれると信じています!

絶対にまだまだ強くなりますし、夢のあるチームです!

今まで応援して頂いていた方も、今年から興味を持った方も、私経由で?初めて社会人野球見たって方も、これからのJR東海、まずは来年のJR東海に期待して、引き続き応援のほどよろしくお願いします!!

今後、私自身は新たな挑戦が始まり、チームとの関わりがどうなるかは現状(2024.11.16現在)では、お伝えできませんが、どうなろうがこのチーム応援する気持ちは変わりませんので。

以上、2024シーズンの振り返りでした。

JR CENTRAL 最高!!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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