スポーツチームでトレーナーとして活動しております、中谷大志です。
絶賛オリンピック開催中で、毎日様々な競技が行われていますね!
小学生から大学生まで野球一筋だった(小学生の時はちゃっかり水泳もやってました)私は、大学卒業後、何か野球選手に対してできること、伝えられることがあるのではないかと思い、アスレティックトレーナーや鍼灸師、S&C(ストレングス&コンディショニング)の勉強を始めました。
その中で、初めて、他のスポーツを真剣に考えたり、実際にチーム帯同(アメリカンフットボール)したりして他競技の魅力に気付かされました。
野球は競技人口も多く、テレビ放送も(特に幼少期は)比較的多くやっていたのも他の競技に触れる機会が少なかった原因かも知れません。今となっては、小さい時から色んな競技をやってみたかったなぁとか思ったりします。。
野球で大成しなかった言い訳も含んでます、、笑
もちろん、一つの競技を長く続けさせてもらえた環境にすごく感謝していますし、野球という競技で出会った仲間は今でも多く繋がっているし、それを通じて新たに繋がることもある私の人生においての軸になりつつあります。
今回の東京オリンピックで改めて、自分自身『スポーツに心を動かされるな〜』と再確認し、そのアスリートと並走して成長していく立場として仕事ができていることはすごく幸せに感じております。
(その分、それなりの責任感に襲われますが、、、^^;)
幼い頃から、野球というチームスポーツに属していたこともあってか、幼い頭ながら『組織(チーム)』という様々な人間から作られるチームについて、考える機会が多くありました。
小学校ではキャプテン、中学校では副キャプテン、ポジションもキャッチャーということもあり、先頭に立って自分から発言したり、指示を出すということが多く、高校でも副寮長やチームリーダーなどの役割として寮生活というグランド外の集団生活においても考える機会がありました。
組織がどうすれば良くなるか?
その組織の中で自分はどう成長していけるのか?
アルバイト先や、専門学校のクラスなど至るところでそんな事ばかりを考えていました。
今もまさに、チームトレーナーとしていかに、
●チームのプラスになれるか
●チームがマイナス方向に行かないようにどう修正するか
を常に頭をグルグル回しながら日々過ごしている所存です。
そういった今までの過程で一貫して感じたことが
「居心地が良いところに成長はない」
ということ。
いろんな経験をする中で、思考やモノの捉え方は変化しており
「あの時、ちょっとこうすれば違う結果になったかもな〜」
とか思うことが多いのですが、この「居心地が良いところに成長はない」という感覚は今でも自分自身で頷けるモットーのようなマインドになっています。
「居心地が良い」というの表現はすごく抽象的な感じもしますが、組織に置いての自分の立ち位置を表しています。
新しい組織に自分が飛び込んだ時を想像してみて下さい。
新入社や新入学、新入部など、自分の立ち位置が確立していなかったり相手のことをまだよく知らない時は、緊張や不安感といったいわゆるストレスがあり、自らそれを打破していくエネルギーが必要です。
その環境に置いて、自分の立ち位置や役割を確立してくこと、相手とわかり合っていくことで自分の居場所が出来上がっていく、その作業が「居心地が良くしていく」ということだと思います。
この過程は、絶対に必要で、この「居心地が悪い」(緊張感や不安ストレスがある)ところを乗り越えてく過程が人を大きく成長すると私は考えています。
自分自身を振り返ってみても、幾多の場面でそう言ったストレスを跳ね返していく事で得られるものが多くあると感じています。
ただ、一定の期間、同じ組織に属しているとある程度立ち位置が生まれ「慣れ」が必ず生じます。
作業が効率良く進む上での「慣れ」は必要ですが、自分から率先して行動しなくても(エネルギーを使わなくても)”ある程度”の仕事や作業がこなせる立ち位置が私の中では「居心地が良い」としています。
ここで、停滞してまういうことはその仕事や作業に対して「あまり緊張しない」状態になっていると思います。
ご自身の現状を見直してみて下さい。
いつもの仕事に向かう時、学校に学びにく時、競技の練習に向かう時どれぐらい緊張していますか?
何も考えずにできてしまう仕事や勉強にはあまり成長のチャンスはない
と考えています。
長く携わっている組織であればあるほど、自分が何か意識しなければ「居心地は良く」なっていきます。
ですので、視野を広げながら、次の課題、次の課題、、と常に現状に甘んじることなく、自らのエネルギーで動いていくこと、つまり「居心地が悪い」ところに向き合っていくことが成長を続けるヒントだと思っています。
みんなが居心地が良い組織(チーム)の方が良くない?
って思うかも知れませんね、、、笑
ただ、複数名いる組織の中で全員が居心地が良い環境というのは、あまり良い反応が起きるとは思いません。
個々が成長しようと発揮するエネルギーから、生まれるストレスを組織の中でうまく擦り合わせ、時にはぶつかり合っていく事で課題を解決し、また次の課題に取り組む、それを繰り返すことが成長し続けられる組織であり、その組織の中で成長を続けられる人間だと思います。
私の実際の仕事に置き換えてみます、、、
選手、監督、コーチ、マネージャー、アナライザー、運営側、その他チーム関係者、各々が「チームが勝つために」どうすればいいかを各々の考えをエネルギーを使って表現します。
そこには、同意見もあれば相反する考え方は必ず存在し、自分の考えやプランが上手くいかない時にストレスを感じる事もあるでしょう。
でもそれこそが「居心地の悪さ」=「成長のチャンス」です!
そういった「居心地の悪さ」を言い訳にしたり、できない理由を探して目を背けたくなるのが、人間だと思います。
ただ、そこで一歩踏み込めるか、「居心地が良い」ところに留まるかは自分次第であり、踏み込むタイミングを探ることもまたエネルギーを使います。
でも、その燃やしたエネルギーが自分の力や大きな経験値なるはずです。
何度も言ってきましたが、
「居心地が良いところに成長はない」
というマインドを私はこの先も逃げ出したくなるような課題にぶち当たった時、自分に言い聞かせて思考を整理していこうと思います。
数年後、これを読んだ自分自身に「もう少しこういう考えもできるぞ」と諭されている可能性もありますが、、、笑
それはそれでOKです!(^^)
これを読んでいただいている皆さんも、ほとんどの人が何らかの組織に属していると思います。
言ってしまえば”家族”でさえも組織(チーム)です。
みんなが幸せに暮らそうとしても、考えの違いで居心地が悪くなってしまうタイミングやぶつかり合うこともあると思います。
どういった結論に至ろうと、それは各々が成長するために必要な過程なはずです。
ここまで、個人的な大切にしているマインドを一方的に書いてきましたが、
皆さんが組織に属していて、特に意識していることや難しく感じていることはありますか?(^_^)
是非、コメントや各種SNSのDMなどでお聞かせ下さい!
あっ、居心地が悪ければ悪いほど良いという話ではないですよ!! ^^;
それでは精神的に良くないですし、そもそもの組織構成に問題ありかな?と。。。
居心地良いばっかりの組織ってどうなん?って話でした。
数年前には生意気にもこんな事も書いていました、、(昔の自分に気付かされることもありますね、、笑)
”立ち位置”という点でトレーナーは非常に難しいと感じる場面が多いです。監督コーチ、スタッフの考え、選手の考えをリアルタイムで聞けるポジションでもありどの立場よりも「人間性、人間力」が必要になってきます。時には選手に対してきつい言葉もかけなければいけない、時にはスタッフに対して意見や提案をしなければいけない、そういった時に「この人が言うなら、、」と受け入れてもらえるかどうかは100%に近い割合で普段の言動だと感じます。
チームトレーナーとして意識していること
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