スポーツ現場でチームトレーナーとして働いています、中谷大志(鍼灸師・AT・CSCS)です。
私自身、この職業についてまだ10年も経っていないので諸先輩方からすれば、まだまだ”甘ちゃん”かも知れませんが、この職業をこの先も続けていくとすれば、どういった存在で誰にどんな影響を与える人間になっていくのか、、、ということを具体的に考えるようになってきました。
当初からフワッとではありますが、小中学生(高校生も入るかな?)などのいわゆる育成年代には最終的に関わってみたいなぁというイメージはありました。
現在のキャリアの過程ではその年代に関わることがほとんどなく、成人アスリートとの関わりが圧倒的に多いです。
その選手たちと関わる過程でも、「もっと育成年代からこういった思考で取り組んでいれば、、」とか必然的に「たら・れば」の妄想にはなってしまいますが、そんな視点で考えてみたりしています。
とはいえ、実際にその年代に関わっていないと実際のリアルな指導イメージなどは湧かないのが現実、、
しかし、巡り合わせとは面白いもので、最近立て続けに以前関わったアスリートの方や、チーム関係者の方から「その年代」に関しての意見が聞きたいとご相談を頂き、それにお答えさせてもらう中で改めて私自身の現在持っている考えをアウトプットした時に「やっぱりこれ楽しいかも」と感じたので今回ブログに書き起こしてみようと思います。
(ってことであまり有益ではない記事かも知れませんの興味のある方だけご覧下さいませ。。)
質問頂いた内容はざっくりこの様な感じでした↓
①息子のチームでお父さんコーチ的なことをしていて、少年野球の子達に必要なトレーニングなどを教えて欲しい。
②小学3年生の息子に土日の少年野球の練習以外で週1回程度、野球教室に通わせているが野球教室ではなくてフィジカル的なトレーニングができる場所に行かせたほうが将来的にいいのではないか。
違う方から頂いた2点です。
まず①の質問を頂いた方は、私が専門学生時代にインターン先でお世話になった元アメリカンフットボールプレイヤーの方です。日本のアメフト界では有名人で当時も日本一になったチームでバリバリの中心選手でした。
(以下、私の返信ほぼ原文まま)
完全に自論ですが、、
小学生の時期は野球のためのトレーニングとか、野球に特化したトレーニングとかはそこまでいらないと思ってます。
何だったら、野球の練習以外は遊び感覚でもいいから他のスポーツをして欲しい。
自分が野球しかしてこなったので余計にそう思ってます。
例えば、アメフトなどは、ストップ動作、切り返し(カット)動作、ボールの追いかけ方、キャッチ、投げる感覚、色んな要素入ってて最強のトレーニングだと思います。
なので、走る(スプリント)、止まる、切り返す、追いかける(バック〜サイドステップ〜背走)、跳ぶ、跳びながら捕るとか基本的な動きの経験が1番のトレーニングになると思っています!
その上で必要な、姿勢を保つ筋力とけ片脚で立つバランスとかしゃがむ(ストップ、着地)動きで必要な関節の可動域とか、それを正確に繰り返す持久力とかを補強するエクササイズが良いかなと思います!
自分は育成年代をメインに指導した事がないのでイメージでしかお伝えできませんがこんな考えです。
冒頭にも述べておりますが、完全に自論です。
その競技に特化したことを幼少期からやり込んで、トップまで登り詰めたアスリートもいるので、、、
次に②の質問は、自身も長年の間、野球選手としてプレーをして、その後そのスキルを活かして裏方業に努めている方からの質問です。この方がすごく身体のことについても勉強されていてトレーナー顔負けの知識を持っているのも知っていたので、この様なご相談?を頂いてすごく嬉しかったです。
(以下、私の返信ほぼ原文まま)
すごくすごく個人的な考えなんですけど、、
野球以外で使うのめっちゃ賛成です!
極論ですが色んなスポーツしてもらいたいですね!
全身偏りなく動かして球技じゃない自重を扱うスポーツなどが良いかと!
体操系とか格闘技系とかすごい良いなぁと考えています。シンプルに陸上短距離とかでも。
球技でも、ラグビー・アメフト・サッカーなどは色んなステップ入るので良いと思います。
ただ、子供のときにコレが野球に後々いきるからやれって言っても理解できずに面白くないって感じでしまうと微妙ですね、、
そこのモチベーション的な部分で面白く感じて、違うスポーツが純粋に楽しく頑張れたら最高ですね!
違うスポーツが時間とかコスト的に厳しそうであれば、そういう色んな動き(運動)を刺激してくれる様な場所がいいですね!小学生の時期は特にそう思います。
両者に本当に思うがままに返信する中で、改めて「あ、俺って今こういう考え方なんや」と自分自身でも再確認させて頂きました。
と思ったら、約1年前にも同じような内容を書いていました。笑
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良く言えば?「ブレない」、悪く言えば?「頑固」な性格に自分でもたまに引きます。(^^;;
少し面白いのが、プロ野球選手や社会人野球選手の ”ベテラン”と呼ばれる年代(30歳ごろ)になるにつれてと今回あげた様な目的のシンプルなエクササイズを要求されることが多く感じます。
技術がある程度成熟して、身体がもう少しこう動けばというところが明確になるからかな?とかいう個人的な分析をしてみたり、結局そこに返ってくるんか、とかアスリートって面白いです!
もっと言えば、突き詰めれば突き詰めるほど、改めて基本的な身体動作の大切さに気づくのかも知れません。
目の前のアスリートに全力を注ぐのはもちろんのことではありますが、その傍らで色んな視野を広げていけるように日々勉強ですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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