指導者たるもの実践者たれ?〜初めての ××× 〜

アスレティックトレーナーの中谷大志です。

現在の私の働き方である、チームトレーナーという職業は”指導者”とも言えます。

アスレティックトレーナー?ストレングスコーチ?コンディショニングコーチ?

誰が何をする人かさえ、まだまだ100%日本では確立されていない職業がゆえに”指導者”と聞けば、監督やコーチを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

私も日本で育ち学んでいる身なので実際に『指導者です!』と言うには少し偉そうに聞こえてしまうかな?と考えてしまうぐらい生粋の日本人です(^_^;)

指導という言葉の意味は、、、

ある意図された方向に教え導くこと

https://www.weblio.jp/content/%E6%8C%87%E5%B0%8E

現在のチームトレーナーという立場の中で指導という状況は、ほとんど全ての状況に当てはまります。

  • 怪我予防・ウォーミングアップ指導
  • 筋力強化・トレーニング指導
  • サプリメント・薬などのドーピング指導
  • 治療ケア・睡眠・栄養などリカバリー指導

その他多くの場面で、アスリートに対して教育的指導を行うのもトレーナーの大切な仕事のひとつです。

学生や若手アスリートの場合は、人生相談や恋愛相談、悩み事や趣味の話、様々な面で人間的な教育が必要になるケースも多々あります。

ですので、トレーナーの仕事はれっきとした指導者と言えるでしょう!

ここからは、持論になりますが、、(私のブログやSNSは持論の極みです)

年上であろうと年下であろうと同級生であろうと、ヒトに指導することは簡単なことではありません。

指導する際の意識は掘り下げ出すと深くなります、過去の記事(2018年)に書いている根本はまだ私の中で変わっていないのでそちらをぜひ↓

 本記事のタイトルにも使っている『指導者たるもの実践者たれ』トレーニング指導者の方からは特に良く聞く言葉でもありますし、トレーニング指導者以外でも非常に重要ではないかと思います。

私の場合では、上記に挙げた指導内容の項目は自分自身ができていなければ、本当に大切なことをアスリートに伝えたい時の「言葉の力」に影響します。

最近の記事ですが、『誰がいうか?』の部分です。

では、どうするか?

トレーナー(アスレティックトレーナー、ストレング&コンディショニングコーチ)である以上、自分自身の”それなりの身体”は必要だと考えています。

というより、自分が提示するメニューを最低でも一度は自分が実践するという”自分ルール”があるため、それをしていればある程度の”それなりの身体”になると思っています。

もちろん、現在はエリートアスリートを相手にしているため、全てのメニューを彼らと同じ重量や速度負荷で行うことは出来ません、勝負しても勝てません。。

しかし、私の性格上?絶対に無謀な挑戦なのに少しでも彼らに近づいてやろう、むしろ勝ってやろうといった癖が節々で顔を出します。

(育ちが原因なのか大阪弁でいうところの頭の中が”イッテモウテル”状態)

その上、身体を動かすこと鍛えること自体は全く苦ではない(苦しみの中の達成感からくる幸せ。笑)ので汗だくで追い込んでることも少々ございます(^^;;

ですので、普段からトレーニングや食事管理など人体実験も兼ねて意識的に身体づくりの意識は持っています。

トレーニーあるある「いったい何、目指してるの?」は1万回言われましたね、、笑

上記のような答えをいちいち喋りまくるのは思想が強すぎますし、適切な答えは見つかっていませんのでニコニコして「いえいえ、まだまだです」に落ち着いています。

話がそれまくっているので、戻します!!

ここ最近、スプリントや瞬発系のトレーニングを比較的、多く行なっていました。

身体は強い方ではなく、膝やスネの骨、腰が学生時代からすぐに痛くなるのも原因を追求しつつ色々と試してみたり、、

2週間ほど前に、片脚ジャンプ時の左膝とスネの痛みが強く安定性もかけている中でなんとなく強行してスプリント動作の練習を続けていたところ、

その日の夜に、すごく久しぶりに右のハムストリングスが攣りました(>_<)

気温も高くなり始めたところだったので、脱水気味やったかな〜?とか深く考えず、これが後に起こる出来事の伏線だとも気づかずに軽い気持ちで流していました。

その後も数日おきにスプリントとジャンプ動作を繰り返しており、ある程度張りが強い状態(今思えば右ハムストリングスのみ)で、左膝の痛みもややある中「まあいけるやろ」とスプリント動作を繰り返していた3日前(5/26)、、

ある程度疲れてきたところでのスプリント動作の右脚接地からの切り返しで、

「ぶりん!!」

右ハムストリングスに激痛 (゚o゚;;

過去に選手から聞いた「筋肉がひっくり返るような」「力がいきなり抜けて崩れ落ちるような」その通りの感覚と強めの痛み、、

歩行可能だが、ストライド広くなると激痛、ストレッチ激痛、SLR30°で痛み、などなど症状と聞いていた感覚がほぼ一致。

選手なら即、病院というところですが、コロナの影響で極力自粛中であることもあり、選手でもないので「おそらく肉離れ」だろうという見立てをつけました^^;

私自身もある程度の競技歴はありましたが、人生で『初めての肉離れ』です。

強い痛みと痛みからくる気持ち悪さや痛みを伴う日常生活のストレスなど、これはきつい!と、えげつない疲労感からその日はめちゃくちゃ早く寝ました!笑

ただ、完全に職業病?からか「やってもうた〜」ブルーな気持ちの中でどこかで「うわ〜この感覚か〜ホンマに選手がいってる通りや〜気持ちわかるわ〜」って共感できてすごい嬉しい気持ちが入り混じってました。職業病というか変態ですよね(^_^;)

今日で3日目ですが、

2日目でこれ出来るんやん!

今日ここまで出来るどコレはまだ痛い!

コレやったあとにコレ出来るようになるやん!

日常生活でこの動き気をつけなあかん!

とかとか、ちょっとだけ楽しいです、、、笑

ただ、仕事に支障でることもあるので気を付けないといけませんね。。

そして、右脚だけが攣った2週間ほど前の段階や右のハムストリングスだけに筋肉痛が残っていたことなど、自分の身体の変化に気づいてその原因を考えたり、対応すること、つまり「気づき」の大切さを改めて思い知らされました。

アスリートに普段から、「いかに早い段階で自分の身体に対して気づいて対応する事が怪我予防に繋がる」と豪語している指導者(トレーナー)として実践者ではありませんでした。

でも、トレーニングに対して実践者であったがゆえの怪我の実践者にもなれました (?)

もちろんアスリート身体と私の身体では、状況や怪我の程度など様々な要因の違うので、自分の経験論だけで、「これぐらいいける!」とかトレーニングやリハビリの負荷設定を行うのは危険ですが、アスリートの感覚という点においては今回の自らの怪我は勉強すべき点が多くあると感じています。

トレーニングは死ぬほど追い込めても「肉離れ」をわざと起こすほどの根性はありませんから、、^^;

というような『初めての×××』でした。

痛い、不自由、嬉しい?、発見、勉強なる、でも反省

色んな感情が入り混じった結局は職業病?の話。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)!

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