“この仕事”に対する想い〜”チームトレーナー”という仕事に触れ続けて約10年〜

スポーツ現場でチームトレーナーとして働いています、中谷大志(鍼灸師・AT・CSCS)です。

タイトルの通り、今回の記事では”この仕事”について自分の気持ちを整理するのを8割で率直に想うことを書き殴っていきたいと思います。

専門学校時代もインターンで多くの現場を経験したのを含めると約10年。早い。

直接関わりある方々はなんとなく理解あるかと思いますが、、、

性格上?特に初対面の方や、ちょっと関わりあるけど深くは話したことない方からは思い込みの上で、「ほんまストイックですよね?」とか「えーー!お酒とか飲むんですか?」「白ごはんは食べませんよね?」とか、皆さんの頭の中に、まあこいつは『アホみたいに自分に厳しくて、その身体からすると節制して、俺(私)には縁のないおもんなさそうな人生送ってるんやろうな』的なニュアンスで会話がスタートすることが日常茶飯事です。(慣)(笑)

つい先日も、選手やその他の方々から、

「大志さんのように、やるべきことに集中してコツコツ続ける秘訣はありますか?」と聞かれたり

「違う業種だけど、SNSとかブログ見てるとやる気出ます!」

「中谷さんといえばモチベーションですから!」とか。

もちろん、「なんやねんコイツ、いきがんなよクソガキが」とアンチってる方もいるとは思いますが、あまり面と向かっては言われたことはないので今回は置いておきましょう。笑

有難いことにそんな言葉を多く頂くことで、多少なりと「自分ってそんなパワーあるんや」と、裕福でもない家庭の一人っ子でひねくれかけた時もあったけど、こんな「ヒトの心動かせるような人間になりつつあるのか」といつも周りの方に自分の存在価値を気づかされます。

ただ、私にとって、皆さんに言われるようなことを特に意識して頑張っているわけでもなく、私の口癖でもある「当たり前」の事をやっているだけです。

これは、カッコつけでもイキガリでもなく事実なんです。(^^;

なので一度、”この仕事”についてどう想ってどういう意識で取り組んでるのか?自己分析してみようという内容です。(前フリゲキ長すみません。笑)

過去もほとんどそういった記事ばかり残しているので少し紹介します。

「数年前に選手に対して我慢できず感情的になってしまったことがあったけど、その選手達がちゃんと目標の道に進めたり、後々結果が出たりしてその後も度々連絡をくれるのがすごく嬉しいんですよね〜」
という話をしたときに恩師から、
「それは、なかなか誰にでも出来ることではない。チームにいたら保身にはしるトレーナーがほとんどや。感情的になっても聞いてもらえたり、心に残っている関係性を築けているから今もそうやって頼ってくれるんやろう。
そのままでええんちゃうか。」と。
赤ワイン×5ぐらい、イッてましたが「ハッ」とした瞬間でした。
人として尊敬されない、不信感をもたれることがあってはどれだけ正しくベストなアプローチができてもほぼ効果0になってしまう、今まで専門家になるためやスポーツ選手に対してプラスの存在になるために、高いお金や時間を費やして得た知識や資格スキルが通用しないことほど虚しいことはありません。
人間性や人間力を認めたり評価していただくのはあくまでも他人なわけで、これは意識して取り組むことと言うよりは、日々の取り組みや目の前の課題に対して一生懸命取り組むこと、そのひとつひとつの積み重ねが評価に繋がるということだと思っています。

↑の2つの記事は今読み返しても、「うんうん、そうそう、そゆこと」と自分で頷けることが書いてありました。

やっぱり、私自身、カテゴリや年齢を問わずアスリートを相手に仕事をするということは生半可な気持ちではできないと強く想っています。(かといって一般人なら軽くいけるかとかではないですよ!)

自分の競技人生と目の前のアスリートを照らし合わせるのはご法度ではありますが、レベルは違えど自分も経験したプレイヤーにしか感じられない苦しさや、結果が出ない時のもどかしさ、その前後のストーリーも含めてその当事者にしかわからない感情は絶対にあるし、それは本人しか100%理解するのは不可能です。

その中で、センシティブな部分まで時にはアプローチしていかないといけない”この仕事”をするということは自分自身がアスリートからまずヒトとして認められていることが最低条件になると感じています。

「自分の一言一句、一挙手一投足で目の前のアスリートの競技人生が左右するかも知れない。」

どれだけ疲れていても、体調が優れなくても、痛いところがあっても、その1日はアスリートにとって絶対に引退に近づく貴重な1日なのでそれは常に意識して仕事をしています。

その意識や、想いがあれば、

例えば、ウエイトトレーニングやランニングメニューを組む際に、「教科書的にはこうやけど、この環境、この時期、もっといえばチーム状況の中で果たして正解か?」という疑問が生まれます。

そうなると、まず自分で実行するしかない。

→この走り方すると結構腰にくるな、、

→今は練習量が増えている時期だから少しメニューを練り直そう、、

→走る前にこんな言葉掛けをしてこんなエクササイズを入れておこう、、

など、選手に提供する前に足すにしても引くにしても、もうひと工夫が生まれます。

これはあえてマイナスに考えると、非常に手間がかかるし、時間もかかります。

でも、前述したように「これでアスリートとしての人生が左右するかも知れない」という想いが私の身体と心を動かします。

このことを私はよくSNS等で「愛」と表現していますが、、笑

このひと手間、愛情を注げるかどうかで相手の反応って本当に変わります

今、この文章を書いてて思いましたが、この辺りがおそらく他業種、子育て、人間関係全てに共通することで、私の発信に共感や気づきを覚えてもらえるひとつなんでしょうか。(合ってる?)

組織(チーム)に所属していると、少なからず自分に立場、役割が生まれます。

その立場や役割を守りたい、評価されたい、など自分に矢印が向きすぎると「相手への愛」を忘れてしまう人間が増えます。失敗をヒトや環境のせいにしてしまったり、相手を下げて自分を上げようとしたり、、

全く逆だと思います。

常に物事や起きたことに対して「おかげさまです」の心を持って、相手に感謝と尊敬を示すこと。

それは瞬時にできなくても時間をかけて、心が落ち着いた時にその気持ちを持って、可能であれば口に出して伝えられれば良いと思います。

話が爆発的にどっかに飛んでいってしまいましたが、

こういった感情が頭?心?の中が常にあるので、アスリートをサポートするこの仕事をしている以上、自分自身がエネルギーと愛に溢れた人間であり続けるのが義務だし、目の前のアスリートを見てると自然にそういう想いが溢れてそういう行動をとっているって感じですかね。

ふわっとしてしまいましたが、それが私自身、周りから言われる「ストイック」や「モチベが高い」というような映り方をしている要因かな?といった自己分析に落ち着きました。

昔に比べるとかなり減りましたが、感情のままに、発言してしまうこともまだまだあるので、自分の感情をコントロールしながら、相手方にとってコイツと出会えて良かったと感じてもらえるように日々精進して参ります!!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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