どうも、トレーナーの中谷大志です。
昨日は今月25日〜27日まで東京ビックサイトで行われているSPORTEC2018に行ってきました。
SPORTECとは、「日本最大のスポーツ・健康産業総合展」いわゆる様々なジャンルのトレーナーやインストラクター、施設経営者、それに関わる機器の開発、販売者などの展示会のようなイベントで日々の仕事へのヒントや役立つ情報がたくさん転がっています。
私自身、今年は休みのタイミングが合い初めての参加となりましたが、受付の長蛇の列を並んでいる時から、テーマパークのようなワクワク感でした。いざ入場すると一見同じような商品が多い中でもその会社のこだわりがあったり、どこかスニーカーショップで靴を選んでいる時の感覚と似たものがあり、我ながらこの職業に大好きなスニーカーと同じぐらいの魅力を感じているんだなぁと改めて思いました。
私の中でのメインはドームアスリートハウスパフォーマンスコーチ佐藤幸弘様による「運動学習理論に基づいたスプリントトレーニングドリルの紹介〜400mH陸上・前野景選手を招いての実践ドリル〜」でした。
現在帯同している社会人野球チームでも、スプリント動作において障害予防+パフォーマンスアップを日々意識して取り組んでいるため、スプリントに対する考え方の新しい観点が得れたと思います。
この情報社会の中、トレーニングドリル自体は調べれば手に余るほど出てきますが、”知っている” のと ”指導できる”のは本当に別モノ。一人ひとり確実に違う選手の感覚を大切にしながら、無意識の中でそのいい感覚が得れるようなドリルでスイッチを入れてあげられるメニューを提供することがトレーナーにっとって必要だと感じました。
改めて、知識を得るために勉強するのは当たり前、それをいかに必要としてる選手に無駄なく分かりやすく伝えれるかがトレーナーの仕事だなと。
その他にも、私の勉強不足ながら株式会社アトラクさんが展開している”ドーピング・ガード”というシステムを初めて知りました。
外国産のサプリや食品等を摂っている選手にドーピングにおそらく大丈夫だろうけど微妙だからやめておこう、調べても出てこない成分だからとりあえずやめておこうといったやり取りがありました。
正解や不正解は別にして選手は自らの身体に興味を持って考えているのに”やめておく”といった否定的な意見や、アンチドーピング登録された商品のみの提案しかできないことが心に引っかかっていたのでこの”ドーピング・ガード”を上手く使えればその悩みも解決されるかも知れません。
また、LINEアカウントで質問すれば公認スポーツファーマシスト(=ドーピング知識を持った薬剤師)が回答してくれるシステムもあり、少し自分で利用してみて選手に共有したいと思います。
NECさんが開発中のフィジカルチェックシステムの話も大変興味深い内容でした。
トレーナーとして仕事の一番手間と時間がかかり、行う人によって誤差がでる様々なチェックの部分を映像を通じて短時間でサクッとできるようなものがあれば、それをもとにトレーナーの醍醐味でもあるエクササイズ処方に力を注ぎ、それが障害予防やパフォーマンスの向上に繋がり、トレーナーの価値も高まるのではないかと。
開発本部の織戸英佑様 はトレーナーでなく、自らの経験から今回の開発にいたっている点と話をして頂いた時の熱さに心をうたれました。(詳細はこちらをご覧下さい)
この気持ちに現場のトレーナーが応えなければ!!
費用やチームによっての使い方など課題はあると思いますが、微力ながら現場トレーナーとして何か開発の力になれればと強く思います。
やっぱり、Webなどの情報も便利ですが、足を運んで目で見て感じて得るものの大切さに改めて気付かされた1日になりました。
AI(人工知能)の力は借りてもそれのみでは人は変われないことを理解してもらい、この職業の価値を上げないと。
普段測る機会もないのでInbodyも測ってきました。
- 身長 176 cm
- 体重 75.3 kg
- 除脂肪量 67.2 kg
- 体脂肪量 8.1 kg
- 体脂肪率 10.7%
いざ、数値として出されるとモチベーション上がりますね。
選手に説得力ある見本や動きが、この先おっさんになっても出来るように、長く現場に立てるように、言い訳なしでまだまだ人生MAX更新目指します。
では、この辺で。