アスリートに必要な気づく力、そして次の一歩が出せるか?〜怪我予防をして結果を出すために〜

アスレティックトレーナーの中谷大志です。

プロ野球も開幕し、帯同チームもOP戦を中心に練習量も増え始め完全に分刻みの忙しい日々が戻ってきました。

自粛解禁後、最初の方はさすがに疲労感が強かったですが、人間すごいことに、その生活リズムいに日を追うごとに適応していきますね(^^;;

今回の内容も、特に専門職っぽい内容ではないので、「また何か、思想強めのことゆーとるわ」ぐらいの感覚で適当に読んで下さい!

私が専門的な記事を書くときは自分の頭の整理がメインです。。

それに、もっと研究において優秀な方の記事がたくさんあるので私はスポーツ現場で感じたこと、個人的に溢れる感情を書く方がいいかな?と思っています。

さて、、

今回は、『アスリートに必要な気づく力』に関して想うことを、、、

”アスリートの寿命”でも書いたように、トップアスリートには必ず一線を退く、いわゆる引退する時がきます。

一日、一日がその引退に向かって過ごしているという感覚はなかなか意識できることではないですが、頭の片隅に少しでもそれがあるかないかで、日々の生活や善悪の判断が正しい方向に進むと思います。

そのために必要なのは自分に影響を与える種々の変化に気づくこと

  • 年齢、疲労具合、などによる身体の変化
  • 季節による気温や湿度の変化
  • 悪天候によるグランドのぬかるみなどの変化
  • アウェイや移動時、そのグランドの芝の状態(人工芝、天然芝、芝の長さなど)、フェンスの硬さ、ファールグランドの広さ、フィールド内の水栓の位置などの環境変化

これらは、トレーナーや指導者が事前に把握しなければならない事でもあり、「明日は気温上がるよ!」とか「芝が長いからいつも以上に足を上げてステップしよう!」など選手に周知すべきだと思います。

しかし、確認させられてから気づく事と、アスリートが自ら確認して気づく事ではその”行動の質”は全く変わってくると感じます。

これらの変化に気づける事は、、

主に怪我の予防や試合でのミス予防のため、

自分自身の目標に向けてコンディショニング していく上で現状を把握し計画通りに進んでいるのか?

コンディションが少し落ちていたとしてもそれは意図的なメニューのもとか?

などの確認に必要不可欠だと思います。

そして、これに気づいた上でどうするか?がもう一段階上のレベルに自分自身を引き上げるために必要です。

まずは気づくこと、その上で気づいた事に対して次の一歩が出せるか?

気づくまでは、最悪、人に言われてからでも気づけます。(質は落ちますが)

また、言われなくても感覚的に気づける事は多いと思います。

しかし、その次の行動が意外と取れてない事は多いです。

例をあげれば、、

「グランドがぬかるんでいる事に気づく」→「ウォーミングアップに切り返し動作のステップ幅を確認する、スパイクの歯が滑らないものを使用する」

「疲労で腰から下が重たい、張っている」→「股関節周りや体幹部のエクササイズをウォーミングアップやその前に積極的に取り入れる」

「明日の気温が35℃予報」→「前日のアルコール摂取を減らし、睡眠をしっかりとり、充分な朝食摂取とグランドに出る前の水分摂取を意識的に行う」

などが考えられます。

“→ 後”の次の1歩の管理するトレーナーや指導者の立場から強制的に取り入れるというよりも個人差が大きく、自らの意志のもと行動する必要があると感じます。

単純に、何事も言われてやるより、自分からやった方が集中力やモチベーションが全然違います。

このような、自分自身をとりまく様々な要因に気づく力がある選手、気づく習慣がある選手は、普段から相手の変化や日常での変化にも気づく事ができる傾向があります。

これはアスリート以前に人として非常に大切なことでもあると思います。

トレーナーの仕事内容でも触れた通り、私の一日の仕事はほとんど場合、『グランド状況のや天候の確認、ウォーミングアップの準備』から始まります。

ある若手選手から、「何時に起きてるんですか?」と聞かれ答えたところ、「早すぎでしょ!そんなに早く起きて何してんすか?笑」と言われました。。

(いやいや、あなた方のウォーミングアップの準備、その日に気をつけるべきことの確認でんがな)とは答えませんでしたが、少し寂しい気持ちになりましたね、、

つまり、この例にあげた選手にとっては「グランドにでた時点でウォーミングアップの道具や準備がされていること」「毎日体重や体調の管理がされていること」などは、当たり前になっていると考えられます。

これは、決して『選手よりも早く起きて準備している私に感謝しろ!』という事が言いたいわけではなく、私も仕事ととして必要だから行なっていることです。

ただ、誰かがそれをやってくれている事に気づく力を持って欲しい

毎日、グランドや寮にゴミが落ちていない、寮のトイレや風呂が綺麗、練習が始まる頃にはグランドが整備されている、何もしなくても温かい栄養計算された食事が出てくる。

もちろん、選手がこの恵まれた環境でプレーできているのは、ここまで成り上がってきた並並ならぬ努力と残してきた結果という選手自身の実力でもあるので胸を張っていいと思います!

でも、プロであろうとエリートクラスのアスリートであろうと忘れてはいけないのは、支えてくれている方々もただ仕事をこなすロボットではなくヒトであることです。

チームスポーツである以上、それぞれ与えられた仕事内容の上に”このチームのために力になりたい”という感情が乗っかります。

その感情は、与えられた仕事以上の仕事をする原動力にさえなります。

だからこそ、支えられている側は支えてくれている事に対して当たり前ではないことに気づかなければいけないし、気づいた上で、支えてくれる人に対して何んらかの行動を起こす事が大切だと思います。

それは「ありがとう」の一言でもいいんです。

気づきができていないとこの一言は絶対に生まれませんし、支えてくれている人達の原動力、そのチームに貢献しようとするエネルギーやモチベーションも下がると思います。

ゴミが落ちてるのに気づく、気づいたら拾ってゴミ箱に捨てる。

当たり前のことですか、この当たり前を当たり前にこなせる人間が果たしてチームに何人いるか?という事です。

今年から指揮をとる澤村監督の記事でも、同様の事が書かれていました。

「選手はもちろん、会社もそうですし、会社で応援してくださる方たち、寮で食事を作ってくださる方たち、チームに関わる人みんなが一つになったら、日本一に近づくんじゃないかなと思っています。自分が現役の時も一生懸命応援していただき、13年もプレーすることができた。引退後に社業に戻ってからも、皆さんに野球を応援するよと言っていただきました。自分たちだけで野球をやっているわけではない。いろいろな方の支えや応援があるから野球をできている。それを改めて実感したんですね。なので、今の現役選手にはしつこいくらい伝えていきたいと思っています」

http://japan-baseball.nittsu.co.jp/article/2056/

いかに、日常の中の変化に気づけるか?

そして自分自身の変化、自分を取りまく環境の変化に気づけるか?

そして、次の一歩、気づいてどういった行動をとるか。

トレーナーは選手の変化に気づくのがもっとも重要な仕事です。

髪の毛切った?ランニングシューズ変えた?彼女できた?

しょうもないような事から大きな事が気づける事が多々あります。

気づく力は意識すれば絶対に養えるはずです!

今一度、自戒を込めて。。。

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